英会話レッスンを受講している方の中には
英語力が伸びているかどうか分からない
最近英会話の調子がいい気がするけど確信が持てない
この様に感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
以前、英会話の学習指標としてスピーキングテストをご紹介しました。今回は僕がスピーキングテストのスコア(CEFR準拠)で目標としていたB1を達成し、さらにB2に到達したので、どのようなことに取り組んだのかをご紹介します。
この記事を読むと
- 3ヶ月でCEFR A2 High → B2を達成した勉強方法
が分かります。勉強方法はどれも特別なものではないので、やろうと思えば誰でも実行できるものとなっています。
それでは始めましょう!
Contents
スピーキングテストのスコア変遷
こちらは僕の『PROGOS』の受験結果をまとめたものです。
PROGOSは『レアジョブ英会話』でお馴染みの株式会社レアジョブの子会社が提供しているオンラインスピーキングテストです。
現在毎日1回無料で受験可能となっているので、最近英会話力が向上した気がしたため受験してみました。
PROGOSについて詳しくはこちら↓
表を見ていただくと、一番上の行にある「スコア」がテスト全体のスコア(CEFR)で、その下の6つが個別項目です。
見ての通り、10月に入ってから受験したテストの方で明確にスコアが上昇しています。(まぐれでないことを確認するために数日間受験しています)
今回達成したCEFR B2というのは英検で言えば準1~1級に相当し、
自分の専門分野である技術的な議論も含め、抽象的または具体的な話題で、複雑な文章を理解できる。母語話者とお互いに緊張せず、普通にやり取りできるほど流暢で自然である。また、幅広い話題について、明確かつ詳細な文章を作成することができる。
CEFR(セファール)とは?英語力をCEFRで測る方法とレベルアップのための勉強法 (PRONTEST.Inc)
というレベルです。「自立した言語使用者」と表現される立ち位置です。
ちなみに元のスコアであるA2 High (A2)は
基本的な個人・家族情報や買い物、地元の地理、仕事など、自分に直接関係がある領域に関して、文章やよく使われる表現が理解できる。身近で日常の事柄について、単純で直接的なやりとりに応じることができる。
CEFR(セファール)とは?英語力をCEFRで測る方法とレベルアップのための勉強法 (PRONTEST.Inc)
です。「基礎段階の言語使用者」と評される立ち位置で、B2とはかなり差があることがお分かりいただけると思います。
「なんだか最近英語の調子がいいなぁ」とは思っていましたが、こんな明確に結果として出るとは思っていなかったので正直自分でも驚いています。
もちろん何もせずにCEFR B2を達成できた訳ではありません。7月から10月までで、勉強方法をいくつか刷新しています。
今回は、スピーキングテストで伸びていた
【表現の幅】【正確さ】【やりとり】【一貫性】
の各項目について、それらの上昇に寄与したと感じている勉強方法をご紹介します。
CEFR B2を達成した勉強方法
スコアの各項目の上昇に寄与したと感じている勉強方法は、それぞれ以下の通りです。
- 【正確さ】&【一貫性】:TOEICの勉強を(まじめに)始めた
- 【やりとり】:オンライン英会話を毎日受講するようにした。
- 【表現の幅】:英語に触れる機会を増やした
説明の都合上、項目の順番が前後していますがご了承ください。
では詳しくお話しします。
【正確さ】&【一貫性】:TOEICの勉強を(まじめに)始めた
これまではスピーキングばかりを重視していたのですが、7月頃から真面目にTOEICの勉強を始めました。
理由としては『日本では英語力の判定基準がTOEICに偏っているから』です。
「TOEICで高得点を取れても喋れなければ意味がない」と思い重視していなかったのですが、今後転職活動をすることなどを考慮して真面目に勉強することにしました。
(ほぼ勉強せずに挑んだ6月のTOEICでは630点でした)
真面目に勉強を初めて分かったんですが、やはりスピーキングにも文法の知識が必要ですね。
TOEICの勉強を初めてから品詞や文法・文型を意識するようになりました。
それにより発話に詰まった時も「今使った動詞は他動詞だから次に目的語が必要だ」とか、「名詞を修飾したいから使うのは形容詞形だ」などと冷静に考えて修正できるようになりました。
【正確さ】【一貫性】の向上に寄与したのはTOEICの勉強だと感じています。
【やりとり】:オンライン英会話を毎日受講するようにした
個人的にこれが一番大きな要因だと思っているのですが、7月16日からほぼ毎日オンライン英会話のレッスンを受講するようにしました。
オンライン英会話を再開したのは昨年12月で、それ以降は大体2~3日に一回、カランメソッドのレッスンを受講していました。
しかしながら7月頃に「回数無制限ならもっと受講しないと勿体無いな」と思い、なるべく毎日受講する様に心がけることにしました。
現在はカランメソッドを3日に1回、カランをやらない日はデイリーニュースを受講しています。
デイリーニュースを選択した理由は、こちらの記事を書いたときにデイリーニュースに興味を持ったからです。
そして、スピーキングテストのスコアアップにはデイリーニュースのレッスンが役立ったと感じています。理由は
- 講師と“定型ではない”受け答えをしなければならないから
- 「新出単語を使った例文作成」&「ディスカッション」では、自分で考えて発話しなければならないから
- ニュース本文をリスイングするときに、文章を見ないことで聞き取りの訓練になるから
です。
カランだけではなかなか成果を感じにくかったので、デイリーニュースで“活きた”会話をしたことが今回の結果に繋がったと思います。
スコア内訳で伸びている「やりとり」は、確実にオンライン英会話で培ったものだと思います。
【表現の幅】:英語に触れる機会を増やした
前述の2つにも関連することですが、ここ最近は単純に英語に触れる機会が多かったです。
- ほぼ毎日のオンライン英会話
- ほぼ毎日、短時間でもTOEICの勉強
- ゲームを英語でプレイした(以前から英語プレイはしていましたが、再開しました)
- 車の運転中はDUO3.0のCDでシャドーイングするようにした
- 英語に関連する動画を作成しYouTubeへの投稿を始めた
などなど。
ざっくり、英語に触れている時間は以前の3倍以上になっていると思います。
またリスニング力も強化され、スピーキングテストの問題文を聞き取りやすくなりました。
個人的にとても効果があったと感じているのは、意外かもしれませんが
「英語に関連する動画を作成しYouTubeへの投稿を始めた」
です。解説する都合上、詳しく調べて間違いが内容にしなければなりません。
通常であれば軽く流すような箇所も納得がいくまでしっかり調べ、文法やイディオムを探しました。その結果、驚くほど多様な表現を発見し(気づいた)、しっかりと記憶に残ったと感じています。
動画作成は時間がかかる作業なので万人に進められるものではありませんが、ブログやTwitter(X)などで情報発信をするもの効果的だと思います。機会があればぜひ挑戦してみてください。
車の運転中に聞いていた参考書、DUO3.0の書籍及びCDは以下のリンクでご確認いただけます。
まとめ
今回はスピーキングテストで目標としていたB1スコアを獲得し、さらにその上のB2に到達したことを記念に、スコアアップに寄与したと感じている勉強方法などをご紹介しました。
読んでいただけたらわかると思いますが、どれも単純な方法でだれでも真似することが可能です。
もっと単純に言ってしまうと、「量を増やした」だけとも言えます。
本気で英会話の習得を目指している方は、今よりもう少し英語に触れる機会を増やしてみてはいかがでしょうか?
それはオンライン英会話でも洋書でも、はたまたYouTubeなどの動画やゲームでもなんでもいいと思います。
きっと続けた先にはなんらかの成果が期待できるはずです。ぜひ一緒に頑張りましょう!
今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
歩吉