「オンライン英会話」で検索して真っ先に出てくるのは『ネイティブキャンプ』です。しかし
時間に余裕がないし『レッスン回数無制限』は正直活かしきれない
先生の質があまり高くないという話を聞くから不安…
カランメソッドを受講したいけど、追加料金を払うのは気が引ける
と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな皆様におすすめのオンライン英会話が『QQEnglish』です。
今回は、実際にQQEnglishを使用していた僕が
・QQEnglishがおすすめな人
・QQEnglishの特徴
・気をつけて起きたい注意点(デメリット)
について詳しく解説します。どうぞ最後までお楽しみください。
Contents
QQEnglishがおすすめな人
まず結論からお伝えしますと、QQEnglishがおすすめなのは以下のような英語学習者です。
- 週に1~2回のレッスンを希望している
- 安定した環境でレッスンを受講したい
- 毎週固定の日時でレッスンを受講するのが難しい
- 講師の国籍にこだわりがない
これらの条件に合致する方は、是非QQEnglishの活用をご検討ください。
オンライン英会話『QQEnglish』とは?
『QQEnglish』は株式会社QQEnglishによって運営されているオンライン英会話です。
株式会社QQEnglishは、元々は1987年(昭和62年)に東京都杉並区でバイク便事業を行う株式会社キュウ急便として創業。
2009年に事業拡大しオンライン英会話事業『QQイングリッシュ』を開始。2016年にバイク便事業と英会話事業の会社が分割され、英会話事業の会社が株式会社QQEnglishとなりました。
現在ではフィリピン政府から正式な許認可を受けた語学学校を現地で運営していて、ロンドンのカラン協会から正式に認められた日本初のカランメソッドの正規認定校でもあります。
また近年では個人だけでなく日本の小学校から大学まで、多くの教育機関にもレッスンを提供しています。
QQEnglishの特徴
所属するのは正社員のプロ教師
QQEnglishに所属するのは約1,300人のフィリピン人教師で、全員が正社員です。
また教師は、英語教育に関する国際資格「TESOL」の取得が義務付けられているため、全員がまぎれもないプロの英語教師です。
ほとんど素人のような講師も一定数所属しているネイティブキャンプに比べ、
- 授業への取り組み姿勢
- 教材の理解度
- プロ意識
どれをとってもQQEnglishの教師陣の質は明らかに一段上です。
質の高いレッスン環境
QQEnglishのレッスンはすべて専用オフィスから提供されます。
そのため
- 通信回線が整備されており安定性が高い
- ヘッドセットなどの周辺機器もそれなりのものを使用している
- 講師の自宅の映り込みや生活音の入り込みがない
という優位性があります。
ネイティブキャンプでは通信回線の質が悪いことで中断や音ズレが発生したり、ノイズや雑音の入り込みでレッスンに集中できないことが多々ありますが、QQEnglishではそのような思いをしたことはほとんどありません。
ときどき隣のブースでレッスンしている音声が入り込んでしまうことはありましたが、レッスンに支障を来たすほどのものではありませんでした。
予定に合わせてレッスン日時を自由に選択可能
まずQQEnglishの料金システムについて簡単にご説明します。
QQEnglishのレッスンは完全予約制で、予約に必要なポイントが月額料金に応じて毎月付与されるシステムとなっています。
月額料金と配布されるポイントは以下の通りです。
- 月額2,980円:200ポイント
- 月額4,980円:400ポイント
- 月額7,980円:800ポイント
- 月額10,980円:1,500ポイント
一つのレッスンの予約に必要なポイントは基本的に50ポイントとなっているため、例えば月額4,980円であれば、毎月8回のレッスンが受講可能です。
レッスンの日時は毎週固定されたものではなく(※)、1レッスンごとに都合の良い日時で予約が可能です。そのため
今週は忙しいからレッスンは1回だけにしよう。その分来週は3回受講するぞ!
基本は毎週火曜日にレッスンを受けるけど、今週は都合が悪いから水曜日にしよう!
といったことが簡単に行えます。
予約は2週間先まで取ることができ、当日であればレッスン開始時間の5分前まで予約可能です。
また予定よりも早くポイントを使い切ってしまった場合は追加ポイントを購入することが可能です。
- 200ポイント:2,480円
- 600ポイント:6,480円
- 1,100ポイント:10,480円
- 5,600ポイント:45,980円
毎月付与されるポイントには有効期限があり1ヶ月で失効してしまいますが、追加ポイントには有効期限がないので無駄になってしまう心配もありません。
シフト制や繁忙期・閑散期のあるお仕事をされている方には、とても心強いシステムとなっています。
月額6,480円のネイティブキャンプと比較した場合、月に8回以下のレッスンを考えている場合にはQQEnglishの方が安価になります。
後述しますがQQEnglishではカランメソッドに追加料金は発生しないので、カランメソッドの受講を考えている場合にもおすすめできます。
※ 同じ教師・同じ時間でのレッスンを自動で予約する「指名予約」制度もありますが、別途指名手数料が発生するのでおすすめしません。
多様な教材・カリキュラム
QQEnglishでは多様な教材・カリキュラムが用意されています。
学習目的別に大別すると次のような形です。
- 基礎力・総合力UP(カランメソッド, R.E.M.Sなど)
- スピーキング力UP(トピックカンバセーション, 日常英会話, News Alertなど)
- ビジネス英語(Business English, カランビジネス)
- テスト対策(英検, TOEIC, IELTS)
- 語彙力強化(Wonder Wordsなど)
- その他(コーチングタイム、レベルチェック)
以前『ネイティブキャンプで効果が実感できる教材』としてご紹介したものに近い教材も提供されていて、例えば
- デイリーニュース:News Alert
- 5分間ディスカッション:トピックカンバセーション
- TOEIC対策:TOEIC 目指せハイスコアラー
が挙げられます。
もちろんカランメソッドやフリートークも受講可能ですし、QQEnglishではカランメソッドに別料金は発生しません(テキストの購入は必要です)。
ただし『テスト対策』と『ビジネス英語』の一部の教材では、カリキュラムの選択に追加ポイントが必要となる場合があります。ご注意ください(ポイント加算カリキュラム)。
手厚いサポート体制
日本企業ということもあり、日本人スタッフによるサポートも手厚くなっています。
初回の無料体験レッスンの後に日本人カウンセラーへの学習相談が可能となっていて、現在の英語力や目標を考慮した上で最適な教材や学習方法を提示してくれます。
他にもレッスンで何かトラブルがあったときなど、日本人スタッフが日本語で対応してくれるので安心です。
また特に覚えておきたいこととして『レッスンクオリティ保証制度』があります。
もし提供されたレッスンの内容に満足できなかった場合は、その旨を「お問い合わせ機能」使用して伝えることで、状況に応じて予約に使用したポイントやチケットを返還してもらうことができます。
例えば僕はカランのレッスンをメインで受講していたのですが、カランメソッドの手順に従わないレッスンが提供されたときにポイントを変換してもらったことがあります。
基本的には通信障害を想定しているようですが、そうでない場合でも正当な理由があれば保証の対象としてくれるようです。
申請も「お問い合わせ機能」で状況を説明するだけで簡単なので、ぜひ活用してください。
(ネイティブキャンプでもほぼ同じ制度が存在します。サポート面での違いはほとんどありません)
QQEnglishの注意点
ここまで主にネイティブキャンプと比較した場合のQQEnglishの強みをご紹介してきましたが、もちろんQQEnglishがすべてにおいて優っているわけではありません。
QQEnglishへの登録を検討する際に注意したい点もいくつかご紹介します。
教師はフィリピン人のみ
QQEnglishの教師はすべてフィリピン人です。
フィリピンは英語が第二公用語になっている国ということもあり、フィリピン人教師はとても綺麗な英語を話してくれます。
またフレンドリーでサービス精神が旺盛な方が多く、笑顔で楽しいレッスンを受講することができます。
一方でフィリピン人教師の綺麗な英語にばかり慣れてしまうと、アフリカ系の方などの独特なアクセントを使用した英語が聞き取りにくくなってしまう懸念があります。
この点においては、多国籍講師を擁するネイティブキャンプにはどうしても追いつくことができません。
【対策】
残念ながら対策方法はありません。
ビジネスなどで国際的に活躍することを目指すなど、多種多様な人物とコミュニケーションが取れるようになりたい方はネイティブキャンプを選択した方が良いと思います。
レッスンの提供されない日時が存在
こちらもQQEnglishの教師が全てフィリピン人であることに関連するのですが、QQEnglishではレッスンが実施されない、もしくはされにくい日時が存在します。
フィリピンと日本の時差は1時間(※)のため、日本の深夜帯はフィリピンでも深夜帯となります。
QQEnglishのレッスンは24時間提供されていますが、やはり深夜帯そして早朝に対応している教師の数は少なくなります。
またQQEnglishはフィリピン政府から許認可を受けた語学学校を現地で運営しており、その関係か、一部の祝日では終日休校となりレッスンが提供されません。
休校日は一年で10日程度ですが「受講しようと思っていた日が休校日だった」ということは十分起こり得ますので、注意が必要です。
【対策】
休校日のスケジュールは事前に公開されていますので、必要に応じて確認することをおすすめします。
※フィリピンの方が早い。サマータイムはない。
無断欠席にはペナルティ
QQEnglishのレッスンを欠席する場合には注意が必要です。
ネイティブキャンプでは予約レッスンをすっぽかしてしまっても予約時に使用したコインが無駄になってしまうだけですが、QQEnglishでは事前連絡なしで欠席した場合にはレッスンポイントの200%を喪失します。
またキャンセルについても、ネイティブキャンプでは予約時間の1時間前までにキャンセルを行えば予約時のコインが全額返還されますが、QQEnglishでは全ポイントの返還対象となるのは12時間以上前のキャンセルまでです。
受講生としてはあまり嬉しくないですが、無断欠席や予約キャンセルは教師の皆さんにもご迷惑をかけてしまうことになるので、妥当な制度ではあると思います。
【対策】
レッスン日時を忘れないようにしましょう。
一度にたくさん予約してしまうと先の予約ほど忘れがちになってしまうので、その都度予約することをおすすめします。
オンライン上の関係とは言え教師の皆さんも人間なので、不誠実な行為は避けるようにしましょう。
教師の昇格がある
QQEnglishのレッスンの予約に必要なポイントは、基本的には1レッスンにつき50ポイントです。
しかし教師によっては必要となるポイント数に変化があり、
- 40ポイント:トレーニング中の教師
- 50ポイント:一般的な教師。ほとんどの教師が該当。
- 75ポイント:生徒から一定の評価のある一部の教師
- 100ポイント:ベテラン教師
となっています。
そのためお気に入りの教師が昇格することで予約に必要なポイントが増加してしまい、受講できるレッスン数が少なくなってしまうことが稀にあります。
【対策】
普段から色々な教師のレッスンを受講することをおすすめします。
教師によって教え方に癖がありますし、英語の聞き取り易さにも違いがあります。
色々な方の英語に触れ、汎用的な英語力の身につけることを目標にしてはいかがでしょうか。
レッスン中はカメラON
QQEnglishのレッスンは原則生徒側もカメラはONです。
PCのカメラを塞いでいると教師から「映像が見えないけどどうしたの?」と聞かれてしまうので注意しましょう。
【対策】
ネイティブキャンプで音声レッスンに慣れているとやや抵抗があるかもしれませんが、基本的に会話は相手の顔を見ながら行うものですので慣れてしまいましょう。
また音声だけで会話するよりも映像があった方が教師側に伝わる情報が多いですし、ジェスチャーなどを活用することができるので、むしろコミュニケーションがとりやすくなる場合もあります。
何か特別な事情でビデオを使用したくない場合には、教師によるとは思いますがちゃんと説明すればわかってもらえると思いますので、事前に説明する内容を用意しておくことをお勧めします。
まとめ
今回はオンライン英会話『QQEnglish』について、主に『ネイティブキャンプ』と比較しながらご紹介しました。
ネイティブキャンプと比較したときのQQEnglishの優位点は
- 教師が全員プロ(TESOL資格を所持)
- 専用施設を使用するため通信回線が強く生活音がない
- 月に8回以下であれば月額料金が安い
- カランメソッドが追加料金なしで受講可能
などが挙げられます。一方で注意しておきたい点は
- 教師はフィリピン人のみ(多様性が少ない)
- 教師の少ない時間帯や休校日が存在
- 無断欠席にはペナルティがある
- 予約に必要なポイントが増加する可能性がある(教師の昇格)
- レッスン中は基本的にカメラをON
です。
ネイティブキャンプにもQQEnglishにも一長一短があるので、どちらが良いと一概に言い切ることはできません。
しかし
- 週に1~2回のレッスンを希望している
- 安定した環境でレッスンを受講したい
- 毎週固定の日時でレッスンを受講するのが難しい
- ネイティブ講師にこだわりがない
方にはQQEnglishはとても有力な選択肢になり得ます。
体験レッスンが2回無料で受講できますので、QQEnglishに興味を持った方は無料の会員登録をしてみてください。
もちろん体験レッスンの後に退会すれば費用は一切かかりません。
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
また別の記事でお会いしましょう!
歩吉